特徴
- 簡単に設置可能
- 低いランニングコスト
- 種子の生存能力の拡大
- 発芽率の向上
- 長い貯蔵寿命
- 省エネ倉庫
ムンタースの除湿機は、冷却システムとの組合せにより低露点で乾燥した空気を供給することで、様々な商品の保管や包装のために理想的な環境を提供することができます。 イギリスの種会社アンウィンズ(Unwins Seed Ltd.)では、イギリスに存在する植物の種子を後世に残すため、現在イギリスにに自生する1,800種以上の種子をムンタースのデシカント除湿機によって乾燥させ包装しています。そしてそれらを含め王立植物園の保全部では地球の3分の1の土地を占める熱帯や半熱帯地域の種子をシード・バンク(種子保存機関)に保管しています。 シード・バンクでは、デシカント除湿と急速冷凍を組み合わせ、種子を200年間保存するよう設定しています。これを実現するには、種子の含有水分を低く抑えることと、倉庫内の温度を低く保つなど最適な保存条件が必要です。ムンタースの除湿機はこの環境を可能にしました。本来、種子はその重さの15%から80%の水分を含んでいますが、急速冷凍する際には、理想的には5%にまで落とします。従来型のヒーティングを使用して種子を乾燥させると種子自体に損傷を与えてしまったり、また種子内に多くの水分を残したまま保管すると、凍結によって氷が種子に損傷を与えてしまいます。 アンウィンズでは、種子を保管するための包装の際に、室内を乾燥させた状態で乾燥空気を封入します。ムンタースの除湿機は、2段階の種子乾燥工程に関わっています。2台のデシカント除湿機は相対湿度15%を維持し、発芽を抑制するため、約1ヶ月をかけゆっくりと水分含有量を減少させます。 さらに、次の乾燥室は室温15ºC、相対湿度10%に保たれ、長期保存に必要なレベルまで種子を乾燥させます。ここでの相対湿度は2台のムンタースML690型デシカント除湿機によって調整されています。多くの旧シード・バンクでは、種子を乾燥させるため冷却除湿を使用していましたが、ここではムンタースのデシカント除湿機が、低露点でよりエネルギー効率が良く、種子保管に最適な温度を保てるということが実証されています。
長年にわたり、乾燥した涼しい環境での種子保管や、包装の際は貯蔵寿命を延ばすために種子のラミネート保管や蒸気密封されたパケットなどが使用されてきました。アンウィンズの包装は独自の保管環境下で制御されています。包装された種子が出荷された時、その状態は包装の品質に依存せざるを得ません。乾燥した環境で種子を充填することにより、貯蔵寿命が延長され、条件が整った時に再び発芽することができます。
特徴
- 簡単に設置可能
- 低いランニングコスト
- 種子の生存能力の拡大
- 発芽率の向上
- 長い貯蔵寿命
- 省エネ倉庫
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